ライフスタイルに寄り添う
自由設計の二世帯住宅

大きく延ばした軒の裏側と南面の壁は天然木のサイディングにして、外観の程よいアクセントにしている。

見る角度によってさまざまに表情を変える変化に富んだ外観。愛犬の足形が付いたアプローチ周りには、ユーカリやオリーブの木を植栽。やがて植物たちは生長し、暮らしを美しく彩っていく。

手元が隠れる対面キッチン。カウンターはモルタルのような風合いのクロスで、グレーのニュアンスカラーが気に入っている。シンプルな壁には棚を設置し、奥様が好きな枝ものを飾って。

カップボードは床材の色味に合わせてナチュラルな雰囲気のものをセレクトした。

下がり壁の先に見えるのは洗面室。階段下は愛犬のスペースとして有効活用。

リビングの扉は、すりガラスと真鍮色の取っ手がアンティーク風。

白壁が明るくシンプルな玄関。シューズクロークにはベビーカーや除雪用具も収納できる。

洗面台はアクロスホームに造作してもらったもの。愛犬が洗えるよう大きなシンクを設けた。奥が脱衣室。洗面室と扉で仕切れる工夫は、二世帯が気兼ねなく過ごせるように。

2階には寝室と子供部屋、納戸が。トリプルガラスを採用した断熱性の高い家だから、冬の暖房器具はリビングのエアコン1台のみ。22℃に設定しておくだけで、2階まで一日中暖かいという。

コーヒー好きのご主人がハマった焙煎のための部屋。約3畳のコンパクトさが落ち着ける。自由設計だからこそできた趣味の個室だ。

趣味部屋の一角にはコーヒーに関する雑誌やマグカップ、抽出器具などをディスプレイ。生豆はコーヒー専門店やネットで購入。手回しロースターをガスコンロにかけて、好みの度合いまで焙煎していく。